日本史Bの人物問題集(平将門)
【問題】平将門に関する説明で間違っているものを選べ。
- (A)反乱を起こしたが清和源氏の祖である源経基に討たれた
- (B)桓武天皇の子孫で下総国の猿島を拠点に反乱を起こした
- (C)東国の大半を占領して自ら「新皇」と名乗った
ヒント:平将門が生きた時代
901年 | 菅原道真が大宰府に左遷される |
---|---|
905年 | 「古今和歌集」 |
907年 | 唐が滅ぶ → 五代十国時代を経て宋が誕生(960年) |
935年 | 「土佐日記」 |
935年 | 承平・天慶の乱(〜41年) → 平将門の乱、藤原純友の乱のこと |
大学入試「日本史B」に出る平将門のポイント
- 武士
- 903年?〜940年(平安時代)
- 桓武天皇の5世にあたり、桓武平氏の祖である高望王の孫
- 叔父の平国香を討ち、下総国の猿島を拠点に反乱を起こす
- 常陸・下野・上野の国府を攻め落とし、東国の大半を占領して新皇を自称
- 朝敵とみなされ平貞盛・藤原秀郷に討たれる
- 同時期に西国で反乱を起こした藤原純友とともに承平・天慶の乱と呼ばれる
- 将門を主人公にした軍記物の「将門記」が有名
【正解】
(A)反乱を起こしたが清和源氏の祖である源経基に討たれた が間違い
- 源経基に討たれたのは同時期に西国で反乱を起こした藤原純友
- 藤原純友は瀬戸内海の海賊を率いて大宰府を攻め落とした
- 平将門は、桓武平氏の祖にあたる高望王の孫
- 平将門の乱は、平貞盛・藤原秀郷らにより鎮圧された