大学受験用日本史Bのネット問題集(藤原道長編)

大学受験用日本史Bのネット問題集(藤原道長編)

日本史Bの人物問題集(藤原道長)

【問題】藤原道長に関する説明で正しいものを選べ

  • (A)娘の定子には枕草子を記した清少納言が仕えた
  • (B)和風の漢文体で書かれている御堂関白記を記した
  • (C)昌泰の変で菅原道真を右大臣から太宰権師に左遷した

 

【応用問題】上記の選択肢で藤原道長でないものは、誰のことか述べよ

 

ヒント:藤原道長が生きた時代

969年 安和の変 → 源高明が左遷
988年 尾張国群司百姓等解 → 国司の悪政を訴えたもの
996年 枕草子
1001年 源氏物語
1019年 刀伊の入寇

 

大学入試「日本史B」に出る藤原道長のポイント

  • 摂政、太政大臣
  • 966年〜1027年(平安時代)
  • 甥の藤原伊周(これちか)との争いを制することで摂関家での地位を固める
  • 4人の娘を天皇の后とすることで摂関政治の全盛期を築いた
  • 摂関政治とは…天皇が幼い時は摂政、成人してからは関白となって天皇を助ける政治
  • 結婚形態が妻問婚から招婿婚(婿入婚)となったことが外戚の力を強めた
  • 道長が詠んだとされる「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の…」が小右記に残っている
  • 法成寺を建立したことから、御堂関白とも呼ばれた(御堂とは法成寺のこと)

 

【正解】

(B)和風の漢文体で書かれている御堂関白記を記した

  • 道長は、法成寺を建立したことで、御堂関白と呼ばれた(御堂とは法成寺のこと)

 

【応用問題の正解】
  • (A)娘の定子には枕草子を記した清少納言が仕えた → 藤原道隆(道長の兄)
  • (C)昌泰の変で菅原道真を右大臣から太宰権師に左遷した → 藤原時平

藤原道長の娘の彰子には源氏物語を記した紫式部が仕えている