日本史Bの人物問題集(平清盛)
【問題】平清盛に関する説明で正しいものを選べ。
- (A)摂津の大輪田泊を修築して宋の商船を招き入れた
- (B)瀬戸内海の海賊を平定したことで鳥羽上皇の信任を得た
- (C)「此一門にあらざらむ人は皆人非人なるべし」との言葉を残した
ヒント:平清盛が生きた時代
1124年 | 「中尊寺金色堂」建立 |
---|---|
1127年 | 中国で南宋が誕生 |
1156年 | 保元の乱 |
1159年 | 平治の乱 |
1175年 | 法然が浄土宗を開く |
大学入試「日本史B」での平清盛の重要ポイント
- 武士
- 1118年〜1181年(平安時代末期)
- 武士として初めて太政大臣に就任(1167年)
- 保元の乱(1156年)では、後白河天皇側として崇徳上皇側を破る
- 平治の乱(1159年)では、源義朝を討ち、その子の義朝を伊豆に流す
- 後白河法皇を鳥羽殿に幽閉し(1179年)、権力を手中に収める
- 福原に遷都(1180年)するが公家などの反対により半年後に京都に戻す
- 音戸瀬戸を開削して、瀬戸内海の航路を整備した
- 大輪田泊(現在の神戸港)を修築して日宋貿易を推進
- 邸宅があった場所の名前(六波羅)から六波羅殿とも呼ばれた
【正解】
(A)摂津の大輪田泊を修築して宋の商船を招き入れた
- 大輪田泊は現在の兵庫県神戸市。清盛はこの港の近くの福原に遷都もしている。
- 「瀬戸内海の海賊を平定したことで鳥羽上皇の信任を得た」のは清盛の父の平忠盛
- 「此一門にあらざらむ人は皆人非人なるべし」は、平時忠の言葉