ネットでできる日本史Bの人物問題集(井伊直弼)
【問題】井伊直弼に関する説明で正しいものを選べ
- (A)日米和親条約を結び、函館など5港を開港した
- (B)13代将軍家定の後継問題では一橋家の慶喜を推した
- (C)安政の大獄で吉田松陰らを処刑した
ヒント:井伊直弼が生きた時代
1824年 | 伊能忠敬「大日本沿海輿地全図」完成 |
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1837年 | 大塩平八郎の乱 |
1839年 | 蛮社の獄で渡辺崋山らが処罰される |
1853年 | ペリーが黒船で来航 |
1860年 | 桜田門外の変 |
大学入試「日本史B」に出る井伊直弼
- 彦根藩主、大老
- 1815年〜1860年(江戸時代後期)
- 勅許(天皇の許可)を得られないまま日米修好通商条約を締結した
- 日米修好通商条約で、函館、新潟、神奈川、兵庫、長崎の5港を開港
- アメリカ以外にもイギリス、フランス、ロシア、オランダと修好通商条約を締結
- 条約では関税自主権がなく、領事裁判権を認めたため、日本に不平等な内容となった
- 安政の大獄で吉田松陰や橋本左内など条約調印を批判した尊王攘夷派を弾圧した
- 桜田門外の変で水戸脱藩士によって殺害された
【正解】
(C)安政の大獄で吉田松陰らを処刑した
- 井伊直弼が締結したのは日米修好通商条約(1858年)で、この条約により函館など5港を開港した
- 日米和親条約は1854年に締結され、下田と函館の2港を開港した
- 将軍の後継問題では慶喜を推す一橋派に反対し、徳川慶福を後継にした(14代将軍家茂)