日本史Bの人物問題集(北条早雲)
【問題】北条早雲に関する説明で正しいものを選べ
- (A)僧侶から美濃の戦国大名にまで成り上がった
- (B)全171ヵ条からなる分国法「塵芥集」を制定した
- (C)室町幕府の機関である堀越公方を滅ぼし伊豆を奪った
【応用問題】上記の選択肢で北条早雲でないものは、誰のことか述べよ
ヒント:北条早雲が生きた時代
1454年 | 享徳の乱 → 鎌倉公方の足利成氏が関東管領の上杉憲忠を暗殺したことに始まる |
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1457年 | コシャマインの戦い |
1467年 | 応仁の乱(〜1477年) |
1488年 | 加賀の一向一揆 |
1489年 | 銀閣寺の建立 |
大学入試「日本史B」に出る北条早雲のポイント
- 戦国武将
- 1432年〜1519年
- 戦国武将の先駆け
- 室町幕府の機関である堀越公方を滅ぼし伊豆を奪い下克上を果たす
- 後北条氏の祖となった人物
- 後北条氏とは…鎌倉時代の北条氏を区別するための呼び名。北条早雲から5代続く。
- のちに小田原城を本拠とした
- 生前は「伊勢宗瑞」と呼ばれ、「北条」を名乗ったのは息子の氏綱の時から
- 分国法「早雲寺殿二十一箇条」を制定したとされる
【正解】
(C)室町幕府の機関である堀越公方を滅ぼし伊豆を奪った
- 北条早雲は、この下克上により戦国大名の先駆けと言われている
【応用問題の正解】
- (A)僧侶から美濃の戦国大名 → 斎藤道三
- (B)分国法「塵芥集」を制定 → 伊達稙宗(陸奥の戦国大名)
北条早雲が制定したとされる分国法は「早雲寺殿二十一箇条」