あれこれ日本史年表問題(8)六国史
日本史年表問題(8)六国史に含まれるものは?
(ア)帝紀
(イ)古事記
(ウ)風土記
(エ)日本書紀
ヒント&チェック
大宝律令などにより形式として律令国家つくりを進めるとともに、精神面、文化面でも統一国家としての意識つくりが進められ、国史などが編纂されるようになります。
その中で出来たのが古事記と日本書紀。ポイントを整理すると…
- 古事記…太安万侶が中心となり編纂。神話の時代から推古天皇の時代まで。
- 日本書紀…舎人親王が中心となり編纂。中国の歴史書にならった漢文体。
歴史書の編纂は、このあとも引き続き行われ、「続日本書紀」「日本後期」など6つが編纂されました。
関連日本史年表
西暦 | トピック | 備考 |
---|---|---|
712年 | 古事記が完成 | 太安万侶らによる |
712年 | 出羽国を置く | 翌713年には大隅国を置く |
713年 | 風土記 | |
718年 | 養老律令 | 藤原不比等らによる。施行は757年 |
720年 | 日本書紀が完成 | 舎人親王らによる |
風土記は各地の自然や風俗を記したもの。常陸、出雲、播磨、豊後、備前の5ヶ国のものが伝えられている。
日本史年表問題の正解
(エ)日本書紀
六国史(りっこくし)とは下記の6つの漢文正史のこと。
- 日本書紀
- 続日本書紀
- 日本後期
- 続日本後期
- 日本文徳天皇実録
- 日本三代実録
古事記は含まれない。