大学受験日本史Bの年代・時代整序問題(1)遷都

大学受験日本史Bの年代・時代整序問題(1)遷都

日本史Bの年代・時代整序問題(1)遷都

平城京から平安京に遷都するまでに長岡京、恭仁京、紫香楽宮などにも遷都しています。
遷都に関する年代・時代整序問題を作成してみました。

 

【練習問題】 古いものから年代順に正しく配列したものを選びなさい。
(ア)長岡京に遷都した
(イ)恭仁京に遷都した
(ウ)紫香楽宮に遷都した

 

(A)ア→イ→ウ、(B)ア→ウ→イ、(C)イ→ア→ウ
(D)イ→ウ→ア、(E)ウ→ア→イ、(F)ウ→イ→ア

 

長岡京に遷都を行ったのは桓武天皇で、恭仁京紫香楽宮に遷都を行ったのは聖武天皇です。
また、平安京の直前が長岡京なので選択肢の中では長岡京が最後になります。

 

遷都の順番

センター試験で出題されそうな遷都について一覧形式でまとめました。
聖武天皇が短期間で遷都を繰り返したのが恭仁京→紫香楽宮→難波京です。

年代 天皇 場所
645年 難波宮 孝徳天皇 大阪府大阪市
667年 近江宮 天智天皇 滋賀県大津市
672年 飛鳥浄御原宮 天武天皇 奈良県明日香村
694年 藤原京 文武天皇 奈良県橿原市
710年 平城京 元明天皇 奈良県奈良市
740年 恭仁京 聖武天皇 京都府木津川市
743年 紫香楽宮 聖武天皇 滋賀県甲賀市
744年 難波京 聖武天皇 大阪府大阪市
745年 平城京 聖武天皇 奈良県奈良市
784年 長岡京 桓武天皇 京都府長岡京市
794年 平安京 桓武天皇 京都府京都市
1180年 福原京 安徳天皇 兵庫県神戸市

福原京への遷都は1年限りで、すぐに平安京に戻りました。

 

覚えるときのポイント

以下の3つは基礎知識なのでしっかり覚えておきましょう。

  • 平城京の直前が藤原京
  • 平安京の直前が長岡京
  • 平安京のあとが福原京

 

練習問題の正解

(D)イ→ウ→ア

 

恭仁京(740年)→紫香楽宮(743年)→長岡京(784年)の順番です。