大学入試の日本史は覚えなければならない重要用語がたくさんあります。
ただ、見極めないといけないのは、どのぐらいのレベルまでの用語を覚える必要があるのか。
細かすぎる用語を覚えても、入試で出題されなくては意味がありません。
そこで、センター試験の過去問からこれまでに出題された重要用語をピックアップしました。
大学入試のレベルを確認する目的でチェックしてみてください。
平成27年のセンター試験日本史B第1問(問2)の選択肢で桂・タフト協定が出題されました。このキーワードに対する覚えておきたいポイントをまとめました。
桂・タフト協定とは日露戦争中の1905年に日本とアメリカのあいだで結ばれたもの。
桂は日本の首相、タフトはアメリカの特使(陸軍長官)です。
内容はアメリカが日本の韓国に対する支配権を認め、日本はアメリカのフィリピンに対する支配権を認めるものでした。朝鮮半島と日本の関係の中で出題されるキーワードです。
⇒ 続きはコチラ
平成27年のセンター試験日本史B第1問(問4)の選択肢に「蘭渓道隆」と「桂庵玄樹」が出題されました。
歴史上の人物としてメジャーではありませんが、高校の教科書には載っている人物です。
まずは、蘭渓道隆から。
読み方は「らんけい どうりゅう」。鎌倉時代に活躍した禅僧です。
関係する人物は臨済宗を開いた栄西。
栄西が亡くなったあとで鎌倉幕府が南宋から招いたのが蘭渓道隆です。
⇒ 続きはコチラ
平成27年のセンター試験日本史Bの第3問で「正中の変」と「嘉吉の変」が出題されました。
いずれも高校の教科書にも掲載されている出来事です。
紛らわしい別のナントカの変と混同しないように覚えておきましょう。
正中の変の読み方は「しょうちゅうのへん」です。
鎌倉時代の末期1324年の出来事です。
鎌倉幕府が滅亡したのが、1333年ですから、その9年前。
後醍醐天皇が討幕計画を立てたものの失敗したのが正中の変です。
⇒ 続きはコチラ