桃山文化の大学入試レベルのポイント
安土桃山時代の文化(桃山文化)について大学入試日本史Bレベルのポイントをまとめました。日本文化史の受験勉強での参考にしてみてください。
桃山文化のポイント
戦国時代に花開いた桃山文化は豪華で雄大なことが特徴です。
新しく支配者となった大名や貿易で富を得た豪商が支えていたためで、バブル経済によって派手なものが流行した時代と似ています。
また、それまでの文化よりも仏教色が薄いことも目立ちます。
これは織田信長や豊臣秀吉が寺院の力を弱めたことが影響しています。
まずは、関連する人物から整理してみました。
桃山文化に関連する人物
- 狩野永徳 … 障壁画の中心人物。作品:「唐獅子図屏風」「洛中洛外図屏風」
- 狩野山楽 … 狩野永徳の門人。作品:「松鷹図」「牡丹図」
- 長谷川等伯 … 狩野派以外で有名な画師。「智積院襖絵」
- 出雲阿国 … 「かぶき踊り」を始めた人物。
- 千利休 … 茶道を大成。
- 高三隆達 … 堺の商人。小唄に節をつけた「隆達節」が流行。
千利休が完成させたのは「侘茶(わびちゃ)」と呼ばれ、簡素な「わび」の精神を大切にしたものです。「豪華で雄大な」桃山文化の中では異質なものとなっています。
桃山文化のキーワード
そのほかに覚えておきたいキーワードは下記となります。
- 城郭建築 … 天守閣を持つ本丸。これまでの山城ではなく、平地に作られた。
- 濃絵(だみえ) … 城郭建築の内部に描かれた障壁画。
- 人形浄瑠璃 … 三味線にあわせて人形を動かすもの。
- 小袖 … この時代に流行した衣服。
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