あれこれ日本史年表問題(6)持統天皇

あれこれ日本史年表問題(6)持統天皇

あれこれ日本史年表問題(6)持統天皇

日本史年表問題(6)持統天皇がつくらせた戸籍は?

(ア)庚午年籍
(イ)庚寅年籍
(ウ)甲午年籍
(エ)壬寅年籍

 

ヒント&チェック

大化の改新による中央集権国家つくりの中で行われたことのひとつに戸籍の作成があります。日本で最初に作られた戸籍は天智天皇によるもので、そのあと持統天皇がつくらせた戸籍が問題になっているものです。

 

関連項目

大化の改新では、八色の姓(やくさのかばね)も覚えておきましょう。

 

これは天武天皇によるもので、豪族の身分制度を定めたもの。
皇室と関係の深いものが上位とされました。

 

この時代で似たワードとして五色の賤(ごしきのせん)というものがありますが、こちらは民衆の身分制度に関連したもの。混同しないようにしましょう。

 

関連日本史年表
西暦 トピック 備考
670年 庚午年籍(こうごねんじゃく) 天智天皇が作成した戸籍
672年 壬申の乱 大海人皇子が勝利し、天武天皇となる
684年 八色の姓
689年 飛鳥浄御原令 持統天皇による
690年 庚寅年籍(こういんねんじゃく) 持統天皇が作成した戸籍

日本最初の戸籍が、天智天皇による庚午年籍(こうごねんじゃく)です。

 

日本史年表問題の正解

(イ)庚寅年籍

 

ちょっとした引っかけ問題です。
ナントカ年籍と聞くと、反射的に庚午年籍を選んでしまう人は要注意。

 

持統天皇がつくらせたのは庚寅年籍(こういんねんじゃく)です。
ちなみに、庚午も庚寅も干支のひとつ。

  • 西暦年を60で割ってあまりが10となるのが庚午。
  • 西暦年を60で割ってあまりが30となるのが庚寅。

庚午年籍 … 670年(670÷60=11あまり10)、
庚寅年籍 … 690年(670÷60=11あまり30) です。