センター試験日本史Bの年代・時代整序問題対策

センター試験日本史Bの年代・時代整序問題(7)奈良時代の政争

平安時代になると藤原氏が権力を握ることで政争は少なくなりますが、奈良時代はまだ藤原氏の権力も確固としたものではなかったため政争が度々起こりました。

 

藤原氏が関係した権力争いもあれば、そうでないものもあります。
年代・時代整序問題で確認してみたいと思います。

 

【練習問題】 奈良時代の政争に関する出来事を古い順に正しく並べたものを選びなさい。
(ア)藤原仲麻呂が道鏡を追放しようとしたが敗れた
(イ)藤原広嗣が玄ムらを追放しようとしたが敗れた
(ウ)橘奈良麻呂が藤原仲麻呂を追放しようとしたが敗れた

 

(A)ア→イ→ウ、(B)ア→ウ→イ、(C)イ→ア→ウ
(D)イ→ウ→ア、(E)ウ→ア→イ、(F)ウ→イ→ア

 

藤原広嗣の乱(740年)

聖武天皇に重用されていた吉備真備玄ムの追放を求めて九州の大宰府で反乱を起こしたのが藤原広嗣(ひろつぐ)です。

 

この少し前に藤原四兄弟が相次いで病死しました。そこで藤原氏の勢力が弱まり、権力を握ったのが橘諸兄。こうした状況で反乱を起こしたのが藤原広嗣です。

 

結果は大野東人を将軍とする征討軍に鎮圧されてしまいます。

 

この後に、聖武天皇が恭仁京(山背国)、難波宮(摂津国)、紫香楽宮(近江国)と遷都を繰り返したこともセットで覚えておきましょう。

 

橘奈良麻呂の変(757年)

橘奈良麻呂と藤原仲麻呂が争ったのが橘奈良麻呂の乱。

 

聖武天皇の時代に権力を握っていたのが橘諸兄で、その子が橘奈良麻呂です。孝謙天皇の時代になり藤原仲麻呂が勢力を伸ばしてきたことから、これを討とうとします。

 

ところが、藤原仲麻呂に滅ぼされてしまったのが橘奈良麻呂の変です。これにより藤原仲麻呂は、恵美押勝の名をもらい、太政大臣にまでなりました。

 

藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱(764年)

藤原仲麻呂(恵美押勝)と孝謙上皇道鏡が争ったのが藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱。

 

孝謙上皇の看病をしたことで力をつけてきた道鏡を追放しようとしましたが、逆に滅ぼされてしまいました。また、淳仁天皇が淡路に流されました。

 

この後に道鏡が太政大臣禅師(ぜんじ)となり、仏教政治を行いました。しかし、この道鏡も和気清麻呂らにより追放されることとなります。

 

練習問題の正解

(D)イ→ウ→ア

 

選択肢はそれぞれ次の「乱」「変」のことです。

 

  • (ア)藤原仲麻呂が道鏡を追放しようとしたが敗れた → 藤原仲麻呂の乱(764年)
  • (イ)藤原広嗣が玄ムらを追放しようとしたが敗れた → 藤原広嗣の乱(740年)
  • (ウ)橘奈良麻呂が藤原仲麻呂を追放しようとしたが敗れた → 橘奈良麻呂の変(757年)

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