室町時代の文化(北山文化、東山文化)について大学入試日本史Bレベルのポイントをまとめました。日本文化史の受験勉強での参考にしてみてください。
室町時代の文化といえば足利義満の時代の北山文化と足利義政の時代の東山文化が中心となります。いま日本の伝統文化といったときにルーツになっているものが誕生したのがこの時代です。
それまでの時代の文化が中央の一部の人たちのあいだを中心に広まっていたのに対し、地方の庶民にまで広がりを見せるのもこの時代の文化の特徴です。
まずはポイントとなる北山文化と東山文化を整理します。
北山文化 | 東山文化 |
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足利義満(3代将軍) | 足利義政(8代将軍) |
鹿苑寺金閣 | 慈照寺銀閣 |
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東山文化の銀閣寺には現代の和室の原型となった書院造が見られます。
また、侘茶(わびちゃ)はのちの千利休につながっていくものです。
北山文化と東山文化の少し前(南北朝時代)に花開いたのが南北朝文化です。
南北朝期の動乱の影響から歴史書や軍記物語が多く作られ、太平記が最も有名です。
太平記以外にも下記を覚えておきましょう。
南朝、武家、公家の立場で書かれているところがポイントです。
室町時代は民衆のあいだにも文化が広まったことが特徴です。
連歌の作品としては宗祇(そうぎ)による新撰菟玖波集(しんせんつくばしゅう)を覚えておきましょう。
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