日本文化史の中で最初に勉強するのが古墳文化、飛鳥文化です。
現代とはなじみのないものも多く、初めてみる漢字の用語もあったりして覚えにくいかもしれません。ただ、大学入試で出題されるポイントは決まっています。
ポイントを抑えて整理しておきましょう。
古墳時代というのは3世紀後半から7世紀にかけてのこと。
文化史としてとらえる場合は前期(〜4世紀)、中期(〜5世紀)、後期(〜7世紀)と3つに分けてとらえるのが特徴です。前期は宗教的な色彩が強いというのもポイントです。
古墳文化は中国大陸から影響を受けたことも特徴です。
漢字の使用も始まり、帝紀や旧辞(朝廷の伝承など)もまとめられています。
飛鳥文化とは古墳文化に続き7世紀に広まったもので、仏教中心の文化であることが特徴です。古墳文化が古墳だったのに対し、飛鳥文化は寺院の建築がさかんに行われました。
飛鳥寺、法隆寺、四天王寺などが建立されています。
紛らわしいのは飛鳥寺と法隆寺。
引っかけ選択肢に出やすいので注意しましょう。
飛鳥寺釈迦如来像(飛鳥大仏)は日本最古の仏像で、鞍作鳥により作られたこともあわせて覚えておきましょう。